競馬にまつわる都市伝説を語る
今回は「ボベリック号の奇跡」を語るよ
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ポイント
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ボベリック号漂流から生還した馬
時は今から100年以上前の1901年
乗客65名、965頭の馬を乗せた船
ボベリック号は出向から10日後に漂流した
原因はスクリューの破損だった
一番近い陸地は2500㎞も離れてる
海原の中心で漂流した船は絶望的な状況…
しかも周囲には人食い鮫が跋扈しており
泳いでどうにかなる状況でもなかった
8日間船が漂流した後
船員が救命ボートに乗り、救援を求め
2500㎞先にある
オーストラリア大陸に向けて出発した
救命ボートに乗って3週間後には
オーストラリアのアデレードに到着
しかし船の漂流から1か月も過ぎていた
ボベリック号を救出すべく
ナラング号という船が救出に向かった
ナラング号はエドワード7世の戴冠式に向かう船で
ボベリック号を救出していたら間に合わない…
それを乗組員・乗客全ての人が
承知の上で救出に向かった
ナラング号による
ボべリング号救出から5日後には
無事に南アフリカのダーバンに到着した
そして965頭いた馬の内
実に913頭が無事に生還した
海の上で1か月以上遭難したら
家畜である馬を処分しようという提案が出るものだ
実際、ボベリック号では
そのような提案があったらしい
緊急時には動物愛護の事など
二の次になるのは仕方ないし
責められる事ではない
しかし管理者のマッキンネス氏は
馬達に与える日々の餌の量を減らすことで
なるべく馬を犠牲にしないようにしたのだ
結果、52頭の馬が肺炎で死亡したものの
913頭の馬が生き延びた
生存率9割超えの快挙だ
生き残った馬の健康状態は良好で
その後、無事に売却先が決まったと言う
そして奇跡は連鎖する
エドワード7世の急な体調不良により
ボベリック号の救出を優先したナラング号は
エドワード7世の戴冠式に間に合ったのだったとさ
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