最高のフリゲ「キミガシネ」の感想＆面白さを考察していく【ネタバレ有】

キミガシネというフリーゲームは
今までやったフリーゲームの中でも
かなり上位にくるほど
面白いフリーゲームだったので
今回、その魅力を紹介していこうと思う

1 キミガシネの面白さを紹介＆感想
2 まとめ
3 Youtuberやってます

キミガシネの面白さを紹介＆感想

デスゲームにありがちな後半少人数を回避

デスゲーム系のゲームって
処刑が進むゲーム後半になると
残されたキャラクターが少なくなり
妙な寂しさとか虚無感が増えてダレてしまいガチ

しかしキミガシネは
一般的なデスゲームにありがちな
中盤以降の中ダルみが無い

デスゲームメンバー11人が
1Fで初めて出揃うシーンは
1度目の試練が終わった状態

最初の処刑で1人減った後
隠れていたアリスが追加され再び11人に戻る
（最初に1Fに居たのは合計12人）

そして1FのBarでは
20名の名前が書かれている箇所があり
12人以外の名前のキャラは既に
最初のゲームで死んでいる

この最初の試練で死んだ8人は
ゲーム開始直後は名前だけ出てきて
存在は出てこないわけだが

何と、物語の終盤
12人の内6人が死んでしまった後
既に死んでいた8人の内7人が
ダミーズとして登場する

これによりデスゲームにありがちな
終盤の中ダルみは無くなる

デスゲーム後半でありながらも
人数が多く賑やかになりつつ
疑心暗鬼も加速するという
最高のデスゲーム展開が続いていく

ポイント

また、序盤で処刑される
カイさんのパソコンが中盤で活躍し
カイさんというミステリアスなキャラを
シッカリ掘り下げているのも良い

圧倒的なボリューム

フリーゲームでありながら
クリアまでのプレイ時間20時間前後と
かなりのボリュームがある

俺も当初は10時間くらいで終わるかな？
と思ったけど思ったよりもクリアまで長かった

キミガシネが凄いのは
20時間というボリュームの多さで
中間にダレることなく良い感じの緊張感を保ちつつ
最初から最後までチョコたっぷりなトッポのように
中身がぎっしり詰まった内容だったこと

ポイント

これはフリーゲームとしてはというより
並の商業ゲーム以上と言っても過言ではない

残虐性

デスゲームに求められる要素の一つ
ゲームに敗北した者は処刑される

この処刑方法がエグければエグい程
デスゲームとしての印象が深くなる

デスゲームの先駆けとなった
ダンガンロンパの最初の処刑では
高校球児をピッチングマシーンの的にする
なんともエグい処刑法でプレイヤーを震撼させた

キミガシネの処刑方法もかなりエグイ

最初の処刑はミシマ先生なのだが
デスゲーム参加者に着けられる首輪が発熱し
高熱化した首輪に首を焼かれ
最終的にはクビを焼き切られてしまう

今大人気Youtuberとなり
AbemaTVにもレギュラー出演している
西村ひろゆき曰く
「最も残酷な拷問はライターで1か所を火あぶりにする事」

中々死ねずに苦しみながら火傷していくという
超絶苦しい拷問方法に似たような処刑法で
かなり印象的なシーンとなった

ポイント

しかも処刑の直前直後に
ミシマのいい奴っぷりが分かる描写があり
プレイヤーにとってあの処刑が無念に感じてしまう

作りこまれたゲーム性

キミガシネはフリーゲームとは思えないほどの
膨大なテキストも魅力的なのだが
10種類以上にも及ぶミニゲームがあり
それがストーリーの各所で重要な役割を持つ

要所でミニゲームが来るのが
いい感じに箸休め的になっていて
長いストーリーでもマンネリ化を感じない

フリーゲームでありながら
ここまで作りこまれたゲームは非常に珍しい

ちなみに最初のロシアンルーレットでは
実弾と偽弾を以下のように入れれば攻略できるぞ

2章のサブゲームの9つのアトラクションでは
それぞれパートナーを選ぶことができ
パートナーによってスキルと難易度が変わる

個人的に好きなのは
タメウチカードバトル
防・波・攻・溜の4枚のカードを出し合って
相手のHPを先に削った方が勝ちというゲームだ

思わせぶりなテキスト（文章力）

どのキャラであっても
「コイツ怪しくね？」と感じさせるような
描写が散りばめられている

デスゲームの雰囲気の中も相まって
いい感じに疑心暗鬼にさせてくれるテキストが魅力的
（テキストだけでなく表情やSEも良い）

ストーカー描写のあるカイさんとか
怪しく思えるシーンが多いと思いきや
挑発してくる敵のホエミーを殴るなど
スカっとした気分にさせてくれる描写もあったりする

ポイント

どいつもこいつも怪しすぎ！とも思うし
多分みんな良い人なんだろうな
と思いたくなる部分もある

キャラの魅力を引き立たせるテキストが
キミガシネの良い所だ

魅力的なキャラクター

この手のゲームは
キャラクターが魅力的でないと
やってる方も苦痛になってしまいガチだ

キミガシネのキャラクターは
どれも癖が強く、好きになれる部分がある

ここでは
全キャラクターを俺が軽く紹介していくぞ

ゲーム参加者

千堂院紗良/サラ
主人公、冷静なキレ者、
リーダー気質がある
敵に「キレイな瞳をしているね」と言われ
「汚いモノが映ってるけどな」と返すなど
鋭いツッコミにも定評がある
田綱丈/ジョー
サラの幼馴染、
太陽のような明るい性格で愛すべき馬鹿。
最初はかっこよくないと思ってたけど、
ソウが死ぬシーンで出てきたジョーが
なまらイケメンすぎだった
篠木敬二/ケイジ
主人公の相棒ポジション。
ミステリアスなおまわりさん。
頼りになる男。緩い喋り方が好き
三島和己/ミシマ
一見怪しさ120％だが超いい奴
早めに死んでしまったのが悲しい
絵心菜緒/ナオ
ミシマの教え子
美大生特有の変人さは無く素直で良い子
日和颯/ソウ（シン）
中盤までの憎まれ役。
序盤～中盤の投票議論では
狂人的立ち回りをしてきて本当に憎たらしいが、
彼はAI勝率0％なので、ああするしかなかった等
彼なりにがんばっていた点は評価したい。
本名は月見シン（ヒヨリソウのフリしている）
木津池神奈/カンナ
泣き虫女の子だが
後半にかけて一気にメンタルが急上昇して可愛い
バーガーバーグ Q太郎/Qタロウ
2軍の野球選手、気が弱い一面もあるが
いざって時の漢気は泣ける。
後半のどんでん返しでは
頭脳トリックプレーで敵を欺いたと
MVP級の働きをした
八分雨澪子/レコ
女性陣にとって頼れる存在な姉御肌
情に熱くカッコいい女って感じ
佐藤戒/カイ
ミステリアスなお兄さん
どこか抜けた所があるがハイスペックで頼れる
もっと生きてほしかった
飯伏銀/ギン
ショタ枠
語尾が「ワン」と「ニャン」
保健室登校の自閉症だが心優しく
そして根はシッカリ強い子、俺の弟
八分雨ありす/アリス
テンパるとオネエになる妹想いの男
殺人犯とあるが実は濡れ衣の冤罪
ちょっとアホだけど憎めない良い奴

フロアマスター

そのフロアで行われる
デスゲームの仕切り役

基本的には
高性能人格AIを埋め込まれた人形が担当する
デスゲーム主催側でありプレイヤーの敵

ホエミー
1Fにある人形のパーツを
全てくっつけたら出てきた最初のフロアマスター
元研究者。見た目は可愛いが残虐な性格
トトノエル
2番目のフロアマスター
処刑された人間の服をはぎ取り身に着ける
人間に強い嫉妬心を持つ人間より人間らしい人形
ハンナキー
2番目のフロアマスター、元研究者
優しい性格で味方のような行動をしてくれることが多い
スタイルが良い、好き
受付人形（ガシュー）
トトノエルらを作った人形の父
黒幕だと思うがガシュー人形はあっけなく自害した
ミドリ（ソウ）
3番目のフロアマスターであり
本物のヒヨリソウ
プレイヤーは彼に好きな名前を付けられる
弱った心に付け入る詐欺師的話術で
巧みに人を騙すDV気質な悪い男
デスゲーム参加者を集めた張本人