男が「ユーリ!!! on ICE」を見た感想…心理描写が共感できて面白い

タイトルは知っていたけど
見たこと無い作品だった

友人の家で一緒に見て
メチャクチャいい作品だなと思ったので
おすすめしていこうかなと思う

 

正直、女向けの作品だし
BLっぽい要素もあるっちゃあるけど…

それが極端に苦手じゃなければ
スポ根要素が強く
メンタル描写も細かいので
男でも楽しめる作品だと思う

あらすじ

主人公である勝生勇利は
23歳のフィギュアスケーター

初出場のグランプリファイナルでは
メンタルの弱さが出て大敗してしまう

 

引退を考えつつ拠点のデトロイトから
実家の佐賀県にある温泉宿に帰省する
（ゆーとぴあ かつき）

地元の友人・西部優子が働くスケート場で
世界トッププレイヤーである
ヴィクトルのプログラムを完コピし優子に見せる

その様子を優子の娘が撮影して
ネットにアップロードされバズる

そしてその1ヶ月後
勇利の動画を見たヴィクトルが
佐賀県の温泉宿ゆーとぴあ かつきにやってきた

「勇利、今日から俺はお前のコーチになる！
　そしてグランプリファイナルで優勝させるぞ」

ユーリ!!! on ICEが面白い点

織田信成が本人役で解説

なんとフィギュアスケーターの
織田信成が本人役で解説している

海外のフィギュアスケーターも
本人役で登場したりと
日本だけでなく世界で話題になった作品

 

作画がすごい

本物のフィギュアスケートを見ているかのような
美しい映像がとにかくすごい

滑らかで再現度が高い演技は
視聴者の目を釘付けにすること間違いない

また同じプログラムであっても
回を重ねるごとに上手くなっていったり
メンタルによって実力以上の
パフォーマンスになることもあれば
失敗してしまうこともあるリアルさがあり
映像から目を離せなくなる

熱いストーリーと心理描写

フィギュアスケートという
選手寿命が短く儚い競技が題材だからこそ
「今」に込める熱い思いが
氷上で滾りに滾っているのが伝わる

 

実生活でも為になるメンタル描写

そしてメンタルが弱った時でも

…などなど実生活でも
「これはあるよな」と感じ
共感する部分が多い

 

ってことで名言をいくつか紹介しよう

 

名言

他人のモチベーションを上げられない人間が
自分のモチベーションを上げられるのかい？
（ヴィクトル）

 

皆がイメージすることの真逆をしなきゃ
ビックリしないだろ？俺のモットーだ
（ヴィクトル）

 

忙しい日常から離れて
自分らしく過ごすバカンスが人生には必要だよね
（ヴィクトル）

 

オリジナリティとは
何を持って生まれるかだけではない
（チェレスティーノ）

 

もっと自分を捨てなさい！
過去の自分は死にました！
何度でも生まれ変われる人間が強いのです！
（リリア）

 

焦るな
こんなミスぐらいじゃ、
あたしの魅力は失われない
（勇利）

好きな名シーン

GPファイナルFPのJJ

JJは立ち止まれないだけなんだ
その挑戦を笑う資格なんか誰にもない
今回の僕だって、挑戦したことに後悔はない

 

ヴィクトルがコーチになった今
現役最強選手は通称キングであるJJだ

このJJを持ってしても
GPファイナルのフリープログラムで
ミスを連発してしまう

 

これがファイナルの魔物…
JJは絶対に諦めないぜ

 

何度も何度も失敗し
完全に本調子では無い中でも
守りに入らず果敢に攻め続けるJJ

彼の挑戦と失敗を笑うものはおらず
観客は涙を流しながら
ボロボロのキングを応援した

 

このシーンが俺は大好きだ

キングと呼ばれた成功者でも
新たな成功を掴む為には挑戦が必要だし
挑戦すれば失敗もついてまわる

 

「失敗したくないから挑戦しない」

何も失うもののない小物ほど
無駄に守りに入って
結果的に何も得るものもなくて
つまらない人生を送りやすいと思う

キングというトップでありながら
なおも挑戦者の心を忘れずに
失敗することを恥だとも思わない気高さが
とても心に響いた

 

挑戦者ピチット

タイ人の僕がGPシリーズで
4回転を決めるだなんて
つい最近まで誰も想像してなかったんだよ
僕はずっと信じてたけどね！
（ピチット）

守るべき過去は何もない。ここが始まりだから！
真っ白なキャンバスに誰も見たことない絵を描く
子供みたいにワクワクしなきゃもったいない！
（ピチット）

 

タイと言えば格闘技のムエタイのイメージ
南国なのでフィギュアスケートのイメージはない

そんなフィギュア後進国のピチットが
挑戦者の立場として自ら歴史を作る

WユーリやJJほどの強さは無いにせよ
彼には彼の国の先駆者としての強みがある

 

不可能だと思われてた事を
自分だけは自分のことを信じ続け
それを叶えて達成していく

そして自分が切り開いた歴史を
自分が思うように描いていく
開拓者としての強いスピリットが
俺はメチャクチャ好きで応援したくなる

 

クリスピーノ兄妹の脱依存

イタリアのシスコン兄と妹は
お互い共依存的な感じであった

しかしこのままでは
先に進めないと感じた妹が
兄との共依存を卒業するシーンがある

 

現実世界でも共依存ってあるよね
自分ではない誰かに依存することで
なんとか精神を保つんだけど
自分ではない人に依存することで
どうしてもメンタルが脆くなってしまう

 

ヴィクトルが日本に来た理由

GPファイナル前日に
スケーターが揃って食事をするシーンがあり
そこで初めて発覚して
「ヴィクトルが日本に来てコーチをした理由」

 

勇利の完コピ動画を見たからではない

 

勇利が惨敗したGPファイナルの打ち上げで
泥酔した勇利がダンスバトルして
会場をカオス状態にして周りを巻き込んだ

そして泥酔した状態で泣きながら
ヴィクトルにコーチをお願いしていたのだ

泥酔していた勇利は

このことを覚えておらず
10話にして初めてこの事実が明かされた

 

オタベック・アルティンの短所と長所

ジュニア時代は
パっとしない選手だったオタベック

生まれつき身体が固く
柔らかく繊細な表現が必要とされる
フィギュアスケーターとしては
致命的な欠点であった

 

しかしオタベックはそんな欠点すら克服する
自らの強さを見出していく

 

それは柔軟とは真逆の「力強さ」

 

「柔よく剛を制す」ではなく
「剛よく柔を制す」と言わんばかりに
力強いアスリート的なジャンプ・滑りで
他の選手にはない強さを見せつける

GPファイナルSPでは
世界記録を出したロシアのユーリに続き第2位

「持たざるもの」として生まれた故に見つけた
オタベックの強烈な強み

 

ユーリ!!! on ICEおすすめまとめ

 

ユーリ!!! on ICEを見る方法

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