ウマ娘2期アニメ主人公・トウカイテイオーの元ネタを徹底解説まとめ

始まりましたね
ウマ娘プリティダービーのアニメ2期が！

ウマ娘のアニメって
マジで元ネタをリスペクトしていて
細かな描写にも拘っている名作！

 

この記事で扱うのは
2期の主役・トウカイテイオーの元ネタ（史実）について

エピソード・逸話・伝説を解説するぞ！

競馬を知らない人だと気づけない名シーンもあるので
それをππが徹底解説していくぞ！

この記事を見れば
ウマ娘が100倍面白くなる！！（断言）

 

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ちなみに、ウマ娘1話について
元ネタを徹底解説した記事もある

ウマ娘の細かい元ネタを知りたい人に
ぜひ、見てもらいたい

ウマ娘が100倍面白くなるから！！

 

ウマ娘2期1話を徹底解説！元ネタや現実の馬の事など解説＆感想まとめ

 

2期の主人公トウカイテイオー

史上初の無敗の三冠馬であり
完璧なパーフェクトホースであった
皇帝・シンボリルドルフの初年度産駒

父親とは違い
人懐っこく、危なっかしい一面もあったが
実力は父親譲りの折り紙付き

 

20世紀の名馬投票では24783票の5位

父シンボリルドルフ（6位）なので
人気の面では偉大な父親を上回っている

 

 

血統

 

父は無敗の三冠馬シンボリルドルフ

トウカイテイオーの父親は
日本史上4番目のクラシック三冠馬であり
無敗の三冠馬・シンボリルドルフ

二つ名は
馬名ルドルフにちなんだ「皇帝」

 

 

そんな皇帝が引退後、種牡馬入りし
初年度産駒として活躍したのが
ウマ娘2期の主人公、トウカイテイオー

1988年4月20日生まれ
（北海道・長浜牧場）

 

当初はルドルフと同期のオークス馬
トウカイローマンが
ルドルフの子を産む予定だった

しかしトウカイローマンが
現役続行することになりその妹である
トウカイナチュラルにルドルフを種付けして生まれた

 

ウマ娘では憧れの先輩

ウマ娘では親子関係ではなく
トレセン学園の先輩（ルドルフ）と
それに憧れる後輩（テイオー）という設定になっている

 

名牝ヒサトモの血

トウカイテイオーの血統と言えば
皇帝シンボリルドルフの話しに行きがちだが
母親から流れる名牝の血統もドラマがある

 

お祖母ちゃんのお祖母ちゃんのお祖母ちゃん
つまり6代先の先祖にヒサトモという名馬がいる

この馬は戦前の1937年に
牝馬として史上初のダービーを制覇した馬だ

日本ダービーは
2020年時点で87回行われているが
牝馬でダービーを制覇した馬は3頭しかいない

 

（すべて4文字なのはなにかのジンクスだろうか？）

 

父からは無敗三冠の血を
母型の血からもダービー馬の血を受け継いで生まれた

それがトウカイテイオーという馬である

 

グッドルッキングホースホース
（見た目の良い馬：イケメン）

トウカイテイオーと言えば
見た目の良い馬、イケメンとしても知られている

 

93年トウカイテイオー
有馬記念
イケメン♡♡ pic.twitter.com/OSFY2NSNeA

— らんだ〜 (@LhtvlJQ5uNZ1xcY) January 5, 2021

トウカイテイオーは実際の競走馬の中でも屈指のイケメン pic.twitter.com/jvwUHdxwDp

— デルソル (@_delsol) January 5, 2021

 

額から鼻筋にかけての白いライン
すなわち、流星と言われる部分がとても美しく
歩き方や立ち振る舞いも気品に溢れている

 

独特のステップを踏むことから
テイオーステップと呼ばれることもあった

これはウマ娘のトウカイテイオーが
ダンス好きなのはこのエピソードからきている

 

 

パナソニックのテレビCM出演（画王）

現役中に、
なんとテレビCMデビューをしている

パナソニックの大型TV「画王」の
イメージキャラクターに採用されたのだ

競走馬がCMに出るなんて
現代ではなかなか考えにくいけど
それくらい人気のある馬だったということ！

 

戦績

無敗の二冠馬

2歳時
（当初は数え年表記だったので3歳だが現代表記にする）

12月1日の新馬戦で4馬身差の圧勝
12月23日のシクラメンS(オープン）でも快勝

 

翌年3歳シーズンでは
若駒S（オープン）と若葉S(オープン）を連勝

重賞未出走ながら4戦4勝の無敗で
クラシック三冠レースに駒を進める

 

皐月賞では大外8枠18番から先行して
直線でも楽な手ごたえで先頭に立つ

しかし外から追い込んできた
16番人気の伏兵シャコーグレイドが迫ってくる
それでも二枚腰を使い1馬身差で皐月賞を制した

 

 

続くクラシック三冠レース
日本ダービーに駒を進めるが
またしても大外8枠20番！

現代は8枠18番までなので
規格外の大外枠と言える

しかしそんな大外枠を苦にもせず
2着レオダーバンに3馬身差の圧勝
無敗の二冠馬となった

 

幻の三冠馬、骨折という現実

無敗でクラシック二冠馬になり
親子そろっての無敗三冠制覇が期待されたが
ダービーの3日後に左後脚の骨折が判明

これまで主戦であった安田騎手が
右ムチばかり使っていたことが原因と言われ
以降、トウカイテイオーから降ろされることとなった

 

クラシック最後のレース菊花賞までに復帰できず
親子での無敗の三冠馬は幻となった

ちなみにこの年の菊花賞は
ダービー2着のレオダーバンが制している

 

 

天下分け目の決戦：vsメジロマックイーン

骨折から回復し、
次のレースに出場したのは
翌年1992年の大阪杯

現在はG1である大阪杯だったが
当時の大阪杯はG2レースだった

復帰後からの鞍上は
父シンボリルドルフの相棒として知られる
トップジョッキー・岡部幸雄が主戦となる

 

トウカイテイオーは復帰戦の大阪杯を快勝
次なるレースはG1・天皇賞春となった

ターフの名優・メジロマックイーンとの
2強対決「天下分け目の決戦」と注目された

 

 

天皇賞春では
メジロマックイーンが圧勝し
トウカイテイオーは5着という結果になった

そして再び、レース後に骨折が判明し
約半年間お休みすることになった

 

ウマ娘：メジロマックイーンの元ネタを徹底解説まとめ【アニメ】

 

史上最強メンバーのJCを勝つ

強力な海外馬を撃破

怪我空けの天皇賞秋ではスタート直後に
短距離馬のダイタクヘリオスと
競り合い過ぎて、先行馬全滅の展開となった

掲示板にすら入れず7着（5着まで掲示板）

 

その次のレース
ジャパンカップは史上最高メンバーが揃った

 

 

そうそうたるメンバーの中
骨折空けの府中2000mで7着だったこともあり
トウカイテイオーは5番人気（単勝10.0倍）

しかし、そんな状況を跳ねのける
日本代表としての堂々たる走りをして
ナチュラリズムをクビ差で制して堂々の1着！

日本の帝王が完全復活した瞬間だった

 

しかし、次走の有馬記念では
主戦の岡部騎手が騎乗停止で田原騎手に乗り替わり
なんとびっくり11着という結果となった

そしてレース後、3度目の骨折が判明した

 

奇跡の復活・有馬記念のラストラン

3度目の骨折からの復帰は長引いた

364日ぶりのレースが復帰戦であり引退試合

そのレースが、
前年惨敗してしまった有馬記念である

 

1993年12月26日
トウカイテイオーは怪我空けのラストランを迎える

トウカイテイオーの主戦ジョッキー岡部幸雄は
93年クラシック3強の一角・菊花賞を制した
ビワハヤヒデに騎乗する

トウカイテイオーのラストランは
前年同様、田原成貴が騎乗することになった

 

1番人気はビワハヤヒデ

トウカイテイオーは
前年度の有馬記念で惨敗し
骨折空け1年ぶりのレースとなった影響もあり
4番人気という支持率で引退試合を迎えた

 

第3コーナー付近からロングスパートする
ビワハヤヒデをぴったりマークするかのように
トウカイテイオーがグングン上がっていく

直線では完全に2頭の叩き合いになり
中山の坂を上り終えたゴール直前で
ビワハヤヒデを交わし、半馬身差の勝利
2着と3着は3馬身半差であった

トウカイテイオー奇跡の復活！

見事、有終の美を飾ったのだった

 

田原騎手はラストランの奇跡の大勝利で
なんと、ガッツポーズをしなかった

その理由がとてもカッコイイ

「ガッツポーズをしてもしバランスを崩して
どこかにぶつけて怪我をさせてしまったら
関係者に申し訳ないから」

日本中が沸いたレースで
ここまで自分の感情を押さえた
田原騎手のメンタルすごい！

 

ウマ娘：ビワハヤヒデ解説！最強兄弟ナリタブライアンの兄【アニメ】

 

享年：25歳で他界

多くの競馬ファンに愛された
トウカイテイオーは2013年に他界した

現役引退後は
社台スタリオンステーションで
種牡馬生活をしていた

2013年8月30日の金曜日
急性心不全のために死亡…

 

 

トウカイテイオーの血は残っている？

残念ながら種牡馬成績が振るわず
後継種牡馬が出なかったので
父系の血は実質的に途絶えてしまった

 

トウカイテイオー産駒最後の馬である
トウカイフェスタは2020年8月に引退した
（引退後は赤城乗馬クラブで活躍している）

 

父系は途絶えたが母系としては
まだトウカイテイオーの血は残っている

トウカイテイオーの血が入った
主な現役馬は以下の通り

（2021年1月現在）

母父トウカイテイオーは
これからデビューする馬も多く
BMS(ブルーメドサイヤー）としての活躍が期待される

 

ちなみに！

ウマ娘でおなじみの
ゴールドシップが父親で
トウカイテイオーが母父の
サービスエースという馬もいるぞ！

 

主な産駒

種牡馬としてのトウカイテイオーは
3頭のG1馬を出している

 

後継種牡馬プロジェクトのクラファン

クワイトファインを種牡馬に！

先ほど、トウカイテイオーは
父系としては実質途絶えたと言った

しかし、微かな希望が残されている

 

トウカイテイオーを愛してやまない人達が
トウカイテイオーの後継種牡馬を作る為の
クラウドファンディングを立ち上げたのだ

 

既にクラファン募集は終了している

目標600万円に対し
788万3000円の支援金が集まった
578人もの支援者が集ったのだ

 

このプロジェクトは
地方競馬で142戦6勝のテイオー産駒
クワイトファインを種牡馬にしようというもの

滅亡寸前の父系のサイアーラインが
もしかしたら…繋がるかもしれない

2020年の種付け頭数は…2頭

とはいえ、種牡馬の世界も実力の世界
結果が出なければすぐに血は途絶えてしまう

毎年100頭種付けしても
父系が途絶えてしまう馬が大半なのが現実の
超絶厳しい世界なのだ

それでも…
再三の骨折から幾度もの復活を成し遂げた
奇跡の名馬・トウカイテイオーだからこそ

逆境を跳ねのける血の力が
最後の最後に発揮されるかもしれない…

 

 

競馬ゲーム：ウイニングポスト9

競馬育成シミュレーションゲーム
ウイニングポスト9では
ゲーム開始年が1991年となっている

つまりどういうことかというと…

トウカイテイオーの時代から始まる！！

 

牧場の柵を飛び越えたエピソード

ウイポ9では自家生産馬で強力な馬が生まれると
「柵越え」イベントが発生する

幼駒が元気で身体能力がありすぎて
牧場の柵を飛び越えてしまったというイベント
柵越えイベントが発生した幼駒は
かなり能力が高い証明になるのだが

 

実はこの逸話
トウカイテイオーの幼駒時代が元ネタである

 

トウカイテイオーが気になった人
そしてウマ娘で競馬に興味出た人は
ぜひ、ウイポ9をやってみてほしい

初心者にもわかりやすく
競馬の知識を知るキッカケにもなるし
馬主ライフを楽しめるぞ！

 

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