ウマ娘：ナイスネイチャの元ネタ解説！ワイド馬券の広報大使【アニメ】

ウマ娘プリティダービーに登場する
ナイスネイチャについて
エピソード・逸話・伝説を解説するぞ！

 

この記事を見れば
ナイスネイチャのことはほぼ分かるし
元ネタを知ることでウマ娘を100倍楽しめる！

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ナイスネイチャとは

生年月日	1988年4月16日
調教師	松永善晴 (栗東)
獲得賞金	6億1,918万円
通算戦績	41戦7勝（7.6.8.20）
主な勝鞍	高松宮杯（G2） 小倉記念（G3） 京都新聞杯（G2） 鳴尾記念（G2）
声優	前田佳織里

 

期待された馬ではなかった

生産した渡辺牧場も
当初は「ごく普通の馬」だと感じていた

上手く行けば中央で2～3勝できるかな…
その程度の期待しかされていなかった
（中央2勝でも全体から見たら十分凄いけど）

何しろ身体が弱い馬で
体調不良が続く馬だった

それでも関係者の努力もあり
無事に中央デビューすることができた

上手く行けば同じナイスダンサー産駒の
ナイスナイスナイス（重賞2勝）くらいにはなるかも
徐々に評価されるようになっていく

 

 

猫好き

ナイスネイチャに限らず
馬は猫好きが多いようです

ナイスネイチャは
自分の背中で寝てしまった猫のために
じっとそのまま動かずにいたようですよ

 

血統

 

20世紀の名馬：71位

2000年に実施されたファン投票企画にて
1193票の71位にランクイン

GI未勝利馬が100位以内にランクインしたのは3頭のみ

 

チームカノープスの同僚
ツインターボについても解説しているのでぜひ

 

ウマ娘：ツインターボ解説！先頭はここで終わり！勇気をもらえる逃げ馬

 

有馬記念3年連続3着

ナイスネイチャを語る上で
まず真っ先に出てくる話題がこれ

グランプリレース有馬記念を
3年連続で3着になった馬

 

伝説のブロンズコレクター

1991年有馬記念

2期3話の回想シーンで出てきた有馬記念

圧倒的1番人気のメジロマックイーンを
単勝137.9倍のダイユウサクがまさかの大金星

この時の3着がナイスネイチャ
ブロンズコレクター伝説の始まり

 

1992年有馬記念

1番人気はトウカイテイオーだったが
スタートで出遅れて厳しい展開

マックイーンと同期（メジロ87年組）の
15番人気のメジロパーマーが大逃げを打ち
そのまま勝利する

ナイスネイチャは中段から追い上げて3着

 

1993年有馬記念

トウカイテイオーのラストラン
ウマ娘2期のラスボス・ビワハヤヒデとの決戦

この時の3着がナイスネイチャ

 

名脇役（迷脇役）

馬評論家の井崎脩五郎は

3年連続3着はペースも位置取りも相手も違う
特に3年目は10番人気で3着に追い上げてきた
大舞台でよくこんな記録を作れたものだ

…と評価している

評論家の吉沢譲治は
「名脇役というより迷脇役」と評価している

 

人気者：アイドルホース

「一生懸命な姿に励まされる」
というファンが多かった

12束の千羽鶴やファンレターが送られていた

 

善戦マンの代名詞

ナイスネイチャの戦績は
見れば見るほどもどかしい

大きなタイトルをあと一歩のところで逃す
とにかく大舞台で勝ちきれない

こういう勝ちきれない馬はいつの時代にもいるが
今や「ナイスネイチャみたいな馬」の一言で説明できる

まさに、善戦マンの代名詞！

 

ワイド馬券のイメージキャラクター

1999年に新設された新しい馬券種「ワイド」

選んだ2頭の馬が3着以内に来たら的中という馬券
（1着と2着、1着と3着、2着と3着で的中）

 

 

この時代は三連単や三連複もなかったので
3着の馬が当たりになるのは複勝のみだった

新たにワイド馬券が導入されるということで
3着の代名詞ナイスネイチャに
PR大使としての白羽の矢が立ったわけだ

 

トウカイテイオーとの戦績

初対戦は3歳春の若駒S

この時トウカイテイオーは1着
ナイスネイチャは3着、

 

その後ナイスネイチャは怪我で休養…
春のクラシックレースは出場できなかった

2期1話のナイスネイチャのシーン
脚を怪我しているのは史実再現だ

 

 

1992年天皇賞・秋

スタート直後
トウカイテイオー、ダイタクヘリオス
そしてメジロパーマーの3頭が序盤からやりあい
前半1000m 57.5の超ハイペースになる

その結果、前に行った馬が総崩れの展開になり
トウカイテイオーは7着

ナイスネイチャは中断前目から
ジリ脚を伸ばし4着
トウカイテイオーに先着した

 

1992年有馬記念

トウカイテイオー主戦の岡部騎手が騎乗停止
田原騎手が代わりに載ることになった

1番人気のトウカイテイオーだったが
思うようなレースが出来ず、序盤から後方の位置取り
そのまま11着入選と良い所がなかった
レース後に3度目の骨折が判明する

ナイスネイチャは
中段からジリ脚をつかって3着
トウカイテイオーに先着した

買ったのは15番人気の大穴逃げ馬
マックイーンの同期メジロパーマー

 

1993年有馬記念
ご存じトウカイテイオーのラストラン

ウマ娘2期のクライマックスに相応しい結果

 

ウマ娘2期アニメ主人公・トウカイテイオーの元ネタを徹底解説まとめ

 

厩務員の馬場さんとの絆

厩務員とは調教師の助手的な立場の人
ウマ娘でいうならトレーナーさんのサポート役

ナイスネイチャはデビュー直後
気性が荒く、スタッフも手を焼いていた

 

それでも怒ることなく常に優しく接していた
馬場厩務員に対してだけやたらと懐いた
馬場さんがいないと落ち着かなくなるほどに

レースの1週間前には
1回1万5000円もするマムシ粉末をエサに混ぜて
ナイスネイチャの為に1日3回食べさせていた

しかもこれは、馬場さんの自腹で！

 

ナイスネイチャと言えば有馬記念
当然引退レースも有馬記念を考えていた

しかし1996年のジャパンカップの後
軽い怪我をしてしまう

レースに支障がない軽傷ではあるが
馬場さんは「万が一のことがあったら大変」と
有馬記念出走をやめるようにお願いしていました

松永は
「誰よりもナイスネイチャを知る
　お前がそう言うのなら仕方がない」
と、有馬記念出走取り消しを承諾

 

ナイスネイチャが引退し故郷に帰る時
それは馬場さんとの別れにもなります

この時、ナイスネイチャは馬場さんから
離れようとしなかったようです

 

 

長生き！現在も生存（2021年1月）

引退後は種牡馬として
日高スタリオンステーションに移動

種牡馬成績はパっとしなかった
代表産駒は中央3勝のセイントネイチャー

 

その後、生まれ故郷の渡辺牧場にて
長年、余生を過ごしている

現在33歳
人間換算でおよそ100～105歳くらい
馬としてはかなり長寿である

 

現役時代、41戦もしている無事これ名馬
引退後の長寿レースでも健在だ

 

母親のウラカワミユキは
2017年6月に他界しているが
この時の年齢はなんと36歳

日本のサラブレッドで牝馬の最長寿記録だった
人間でいうと110～120歳くらい

追記：2023年5月30日、享年35歳で死去

ナイスネイチャ死亡
35歳は人間で言う110歳くらい

母親のウラカワミユキも長生きして36歳まで生きた
ネイチャは36歳にギリギリなれなかったけど
長寿の遺伝子を持った馬なんだなって思う

ちなみに
JRAの重賞馬の長寿記録はなんと歴代3位

有馬記念3年連続3着のブロンズコレクター

長寿レースでは金メダル取ってほしかったけど
最後まで銅メダルってのも
ナイスネイチャっぽいのかも

引退して種牡馬でもないのに
引退馬協会の募金で稼いだ額は1億6770万円
間違いなく競馬史に名を残した馬だと思う
今後の引退馬協会は後輩のメイショウドトウが引き継ぐ

引退馬支援：ナイスネイチャ誕生日・寄付

認定NPO法人 引退馬協会が行っている
ナイスネイチャ
33歳のバースデードネーションでは

引退した競走馬の余生を
支援するための寄付を募集している

 

目標額200万円の所
残り27日も残している段階で
なんと2300万円以上の支援額が集まっている

例年は100万円～200万円ほどだったようで
ウマ娘ブームによる影響で
爆発的に寄付が増えたと思われる

俺も自分のチャンネル登録者数分の
7000円を募金してきた

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