よふかしのうた1話感想&考察！夜こそ現代人に必要な癒やし【アニメ】

週刊少年サンデーで連載中の漫画
よふかしのうたがアニメ化した

ラップユニットCreepy Nutsの楽曲
よふかしのうたに由来する物語

これがまた最高にエモくて面白いので
感想と考察をしていこうと思う

よふかしのうたは
現代人に必要な癒やしだと思う

よふかしのうた1話感想

深夜の散歩は最高の娯楽

俺は小学生の頃から
常に夜更かしをしているから
夜の心地よさを感じ続けてきた

だから、アニメよふかしのうたを見て
とても共感するセリフが多かった
めちゃくちゃ面白い名作な予感がした

特に子供の頃
夜、外に出るという行為はワクワクした

「誰にも言わずに
　初めて深夜、外に出た
　これは特別な体験だった」

よふかしのうた1話

日中と比べて静寂感があって涼しげで
いつも見てる景色なのに
どこか異世界感があって

よふかしのうたの主人公コウのように
俺も小さい頃から夜の外が好きだった

友達の家に泊まりに行っては
夜な夜な小学校に忍び込みバスケットをしたり
夏はプールに忍び込んで泳いだりもしていた

それは常識エンジンを振りかざしたら
やってはいけないことなんだろうけど
そこに悪意なんて一切なくて、
無邪気さと冒険心しかなかった

深夜、外に出ると
日常のシガラミから解き放たれる
そんな解放感でいっぱいになった

「なんて自由なんだ」
「ここが俺の居場所なんだ」

…というコウのセリフが
ものすごく共感できたし懐かしい

夜ふかしをする理由は
今日という日に満足してないから

ナズナの名台詞

確かに、日常に満足してない人ほど
夜深しする傾向にある気がする

かくいう俺は
小学生の頃から今まで
ずーーーっと夜更かし継続中だ

ナズナ
「ここは夜だぜ、自由の時間だ」
「自分を解放させないと満足なんか出来ないぜ」

夜は人を少し大胆にさせる
日中に解放しきれない種族が
夜、解放するために繰り出す

そんな感じがする

現代人は縛られてばかりだ
だから解放を求めている
なのに解放する手段を封じられてる人が多い

例えば少年少女が深夜に外に出るのは
法律だか条例だかで禁止されている
子供を守るという名目で縛られている

大人だって縛られている
明日、会社に行かなきゃいけないからとか
家族を守らなきゃいけないからとか
何かとシガラミがあり
自分自身を解放させてあげることなど
中々出来てない人が大半だ

常識だとかマナーだとか
はたまた条例だとかで縛られすぎだ
はみ出した奴を見つけたら
集団で袋叩きにする奴もいるから
相互監視状態となり窮屈になって
全員がフラストレーションを貯めている
そんな歪んだ世界になりつつある

キレイに整備しようとすればするほど
縛られ解放感がなくなり
息苦しいくなっていき
人は疲れていくんだと思う

よふかしのうたのように
夜に解放感を求めるのは
とても良いことだと思う

男女逆ならフェミニストに叩かれそう

よふかしのうた1話は
深夜に徘徊する中2男子を
大人のおねーさんが家に連れ込んで
一緒の布団で寝るという展開だ

主人公のコウは中2男子
ナズナは成人女性

めちゃくちゃワクワク展開だ

だけどこれ、男女逆にしたら…

成人男性が深夜うろつく女子中学生を
家に連れ込んで一緒の布団で寝る

ツイフェミあたりがぶちギレそうだよな

個人的によふかしのうたはエモいと思う

だけど現代人特有の
キレイじゃないものは全排除思考だと
最低の汚物のよう見えちゃうかもしれない

しかし、人間皆が皆キレイじゃない

キレイすぎる水は逆に生きにくい
少し道を外すというのもまた
特定の人にとっては必要な薬にもなる

「なぁ少年
　初めての夜はどんな気分だ？
　日常からはみ出して
　少年は何を思った？」

「ここはお前の思う面倒や煩わしさ
　そんなものから最も遠い場所だ
　こんなこと続けないなんて勿体ないぜ」

というナズナのセリフがあるが
こういうことを言える人こそ理解者だと思う

何でもかんでも
禁止禁止規制規制ばかりではなく
日常からはみ出した経験を認めるのもまた
誰かを認め守ることなんだと思う

現実的で常識的な「守る」は
形式上守ったように見えるだけで
奥底に眠る魂は寧ろ傷つけられたりする

「子供を守ってやった」的な
優越感や満足感を大人が感じるだけで
ある意味、大人の自己満足になりガチ

コウのような少年が
夜中通報されて警察に突き出す人より
ナズナのようにはみ出しを認めてくれる方が救われると思う

吸血鬼ナズナ

誰かと同じ布団で寝る心地よさ
これは筆舌に尽くしがたいものがある

吸血鬼ナズナは心地よく人を眠らせたあと
吸血という食事行為をする

コウは寝たフリをしていたので
ナズナが吸血鬼というのを暴くことが出来た

吸血鬼に噛まれ血を吸われたけど
コウは吸血鬼にならなかった
人は吸血鬼に恋をしないと
吸血鬼の眷属にならないらしい

夜を知ってしまったコウは
寧ろ吸血鬼になりたがっているので
ナズナに恋をしようと決意した

1話のラストがエモい

ビルから突き落とされて
死ぬ思いをしたと思ったら

「死なない」という一言とともに

「夜は遊ぶもんだ」
「遊ぼうぜ少年」

と、落下するコウを抱き
夜空を飛んで空中ドライブする

こんなんされたら
吊り橋効果で好きになっちゃうよ！！

しかもナズナがセリフを言う所で
「よふかしのうた」が流れる

最高にエモい展開で
1話が終わる

1話のこの終わり方で
よふかしのうたが名作だと確信した