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サイコロサイコ第5の出目・災子編【ネタバレ有あらすじ・感想まとめ】

投稿日:

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ヒロイン全てがサイコパス
そんなイカしてる述べるゲーム

サイコロサイコ

※CHARON ねこふじかおるさんのフリーゲームです
コチラのページでプレイできます

グロテスクな表現だったり
フェチズム的な表現だったり
過激な描写も多いので閲覧注意な名作

絵も話もフリーゲームとは思えないほどの
ハイクォリティ作品なので個人的にオススメな作品

 

冒頭部でサイコロの出目を選択でき
その出目に応じたヒロインが出てくる
サイコなストーリーが展開される

今回は4の出目ちゃん編
※ヒロインの名前は字が違うが全て「サイコ」と読む

 

 

ゲームの舞台設定・システムなど

赤枠選択肢で分岐

選択肢には2種類ある
青色選択肢はどちらを選んでも分岐はせず
赤色選択肢分岐する選択肢になっている

 

 

登場人物

人物 説明
めたろー 平凡な高校2年生(主人公)
七七 幼馴染、雪丸と付き合っている
雪丸 幼馴染、七七と付き合っている
災子 不幸を呼び寄せる少女

 

以降、ネタバレ含みます

 

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第五の出目・災子感想

シャクナゲの花言葉は「危険」

主人公のめたろーは
登校する時、花壇に寄ることが日課になりつつある

毎日花壇の花の世話をする少女
災子との何気ないやり取りをしつつ
一緒にお花の世話をするのを楽しみにしている

第六の出目(罪子)でも思ったけど
災子って名前もものすごい名前だなぁ…w

名前は物騒だけど
見た目も性格も愛らしい災子ちゃん
ドジっこな一面を見せつつも
めたろーと共に朝の日課を楽しく過ごす

この様子だと
二人が付き合うまで秒読み段階って感じの雰囲気

何やらいい感じな雰囲気からスタートする

それが逆に不吉に思えるから
サイコロサイコって作品はやめらんない!

 

不幸を呼び寄せる少女

お花の世話も終わり、下駄箱に向かうと
災子が1通の手紙を見つける

美少女が下駄箱でもらう手紙といえば
ラブレターかな?…と思うだろうが
災子がもらったのは「不幸の手紙」だった

その直後、何もない所で激しく転び
教室に行く前に怪我をしてしまう

私って、ツイてないよね

災子は笑いながら言う
そんな彼女の姿を見て、放っておけない主人公

主人公は災子の頭を撫でた後
身体を支えながら保健室に連れていく

「ありがとう、いつもたすけてくれて」

世話好きほど
災子ちゃんみたいな子にハマりそうw

 

呪いごっこ

放課後、災子と一緒に下校をし
公園に寄り道をする

ブランコを漕ぎながら
鬼ごっこをして遊ぶ子供たちを見て
呪いごっこだね」と呟く災子

タッチしたら呪いが伝染る遊び
子供のころは呪いなんて存在しないと思っていて
タッチされても気にならなかった

しかし、
あの時、誰かに呪いを伝染していれば
今みたいな不幸体質にはならなかったのかな?

そんなオカルトめいた話をしている

後ろ向きな話を聞いためたろーは
気分転換にファミレス「ウサトリア」に
甘い物を食べに移行を提案する

「私、バナナクレープが食べたい」

めたろーの提案に
すっかり明るい気持ちになった災子

公園から出ると、災子が一瞬にして消えた
車にひかれてしまったのだ

頭から血を流しうつ伏せになって倒れている災子
それでも何とか微笑んでおり、命に別状はなさそう
とはいえ明らかな重体であることは間違いない

めたろーが救急車を呼ぼうとすると
災子は必死になってそれを止めようとする

病院の世話になったらお父さんに怒られる

車にひかれて重体なのに!?
何やら彼女の闇の部分が少しずつ見えてきそうだ

めたろーは災子にかまわず救急車を呼び
災子は病院へ運ばれ、治療を受けることになった

 

貧困家族

場面は災子の家に切り替わる
災子は、自室で一人布団の中にいる

父親はリストラされ
家の貯金もない

母親は夜の仕事をしている

毎晩のように聞こえる夫婦喧嘩の声
子供からしたら精神状態おかしくなるよな…

病院に行ったら父親に怒られる」という理由は
愛とお金がない」の一言に尽きるようだ

翌日、めたろーが学校に行き
いつものように花壇に寄ると
そこには誰もいなかった

いつも2人でやっていたお花の世話を
めたろー1人でやることに寂しさを感じる

なんて思っていると
災子はギブスに松葉杖といった
怪我人スタイルで遅れて登校してきた

「大丈夫か?」

そう聞くめたろーに対して

「すっかり元気だよ」
「なんとか学校に来るのは許してもらえた」

車にひかれた翌日に投稿とか
ガッツありすぎだろ…!

有事の際は休んで良いんだよと教えてあげたいが
災子の家庭環境的にそういう思考になれないのも理解できる

幼馴染の忠告

お昼休み
幼馴染の七七が災子を体育館裏に呼びつける

体育館裏に呼ぶってことは
告白かイジメかが定番である

このシーンでは後者に近い
しかしイジメというわけではないが
災子にとっては辛いことを言われる

「もう、めたろーに近づかないで」
「本当はこんなこと言いたくない」
「でも、めたろーまで不幸になる」
「この意味、あなたなら分かるでしょ?」

どうやら災子が不幸を呼び寄せるのは
巷では結構有名な話らしい

七七は幼馴染としてめたろーを心配しているのだ
(めたろーにとっては余計なお世話かもしれないが)

災子はこれを了承し
めたろーに近寄らないと約束するのだった

そんなことがあったなんて
知りもしないめたろーは
泣いている災子を見かけ声をかける

しかし突然、突き飛ばされた

その瞬間、めたろーのすぐ隣で
ガチャンという音が鳴り響く
上の階から大きな植木鉢が落ちて割れた音だ

もし、めたろーに直撃していたら…
間違いなく即死していただろう

「もうだめなんだよ…」
私は呪われている、どうしようもない

幼いころからずっと不幸だった
その不幸から抜け出そうと努力もし続けた
それでも不幸の連鎖は立ち消えなかった

第三者では分からない苦悩
このあどけない少女は抱えている

もう私に近づかないで
今度はめたろー君が死んじゃうかもしれない

そう言って、めたろーを突き放すのであった

ちなみにこれ、マジだからね
最初の選択肢でミスるとめたろー死亡ENDがあるw

 

家庭崩壊

場面は再び災子の家に切り替わる

母親から父がリストラされたと聞かされ
「私はどうすればいいかな?」と聞く

母親は
「あんたにできることなんか1つもない」
と、今後の生活に頭を抱えている

このシーン見る限り
母親はそれなりに愛情あったのかなと思った

現実でも相当家庭環境が悪い家だと
娘にカラダを売らせる場合もあるからね

災子ちゃんの親は
娘にカラダを売らすようなことをさせなかった
自分は家庭の為に夜の仕事を始めたのに

ある意味、この母親って
駄目ンズメイカーなのかもね

駄目男を作ったり
ダメ男に惹かれて喧嘩するけど
切り捨てられない女って結構いるし

そんな母親を見て災子は
「学校をやめたらお金かからないよね?」と提案する

母親はそれを却下する
世間に白い目で見られるから学校だけは行きなさい」と

お金がない、娘も大けが
そんな大ピンチでも世間体を気にするあたり
生きるのが下手くそなのかな?って思っちゃう

世間なんて自分に何もしてくれないのにね
そんなに世間って大事なのかな?って俺は思うw

貧困から家庭はどんどん崩壊する

父親は酒にパチンコに溺れていく
母親は「お金が溜まる壺」とかいう
怪しげな高額オカルトグッツに手を出し始める

搾取されるべくして搾取される2人の大人
一方でそんな両親の元で生きていくしかない災子

こういう状況を見ると
未成年って権利がなさすぎて辛いよね

自分で人生を切り開く権利がなくて
保護者に支配されることを
社会に強制されるから

親が狂ってしまったら未成年本人がどうすることもできない

お金がないのに
ギャンブルや宗教グッズに散在する両親

「娘の治療費」すら渋る家の
どこにそんなお金が?

それはヤクザ経営の
ブラック金融に手を出した結果だった

ヤクザの取り立てが頻繁に家のドアを叩く日々が続く…

そして夜、災子の家が火事になったのだった…

翌日、
災子が登校していないことを知っためたろー

周りの人に話を聞くと、
災子の家付近で火事があったことを知る

心配して災子のスマホに電話をかけるも

おかけになった電話番号は現在使われておりませんのアナウンス

災子と連絡を取ることが出来なくなっていた

ここで思ったのは現代の高校生って
電話番号とか交換するのかな?
LINEだけで終わりそうな印象あるw

というか電話でかけるよりも
LINEでかけるってのが当たり前になってから
このアナウンスを聞く機会減ったよなw

 

自分が関わる人間は自分で決める

友達以上恋人未満的な関係だった災子の家が火事
そして連絡手段も無くなった…

これにはめたろーも気が気じゃない
幼馴染の七七・雪丸カップルに遊びに誘われても
まったく気分が乗らない状態に陥った

魂が抜けたような状態で
フラフラと歩いていると見覚えのある少女を見つける

ずっと会いたかった女の子を見つけ
急いで彼女に近寄る
黒い喪服姿の災子がそこにいた

「心配したんだぞ」と力強く抱きしめるも
「もう近づかないって約束したよね?」と牽制される

それでも
「そんなの関係ないし認めないし約束もしてない」
とつっぱねるめたろー

そんなまっすぐなめたろーの言動に
災子も心を打たれたのか
「本当は私も会いたかった」
「けど、七七さんに会うなと言われている」と漏らす

これを聞いてめたろーは

自分が関わる人間は自分で決める
七七じゃない、自分自身だ!

と、半ば怒り気味にそう宣言しつつ
災子を強く抱きしめるのであった

 

お別れの時

喪服姿の災子が示すように
両親は火事でお亡くなりになったらしい

不幸を呼び寄せる災子を引き取る親族はおらず
現在は家なき子状態でビジホ暮らし

身寄りのない未成年を引き取ってくれたのは
アングラな世界に生きる借金取り達だけだった

親の残した借金を相続しない選択もできたが
災子は借金を返すために彼らの元で働くことを決意

どうやら遠くに引っ越して
借金返済のために"ある仕事"をさせられるようだ

災子の親はさせなかったけど
これはどう見てもお風呂に沈められるコースだね…

災子はこの街を出ていく
めたろーに最後のお別れの挨拶をしにいく

駆け落ち

そんな最悪な状況下に置かれた災子を見て
それでも救いたいと強く思うめたろーは
2人で駆け落ちすることを決める

未成年の権利がほぼない現代社会で
未成年同士の駆け落ちが続くわけない…

と思いきや、意外に上手く行ったらしく
場面は数年後へと転換する

借金取りからの追っ手を振り切り
裕福ではない者のそこそこの暮らしをしている2人
まるで新婚生活のような幸せっぷりを見せつけてくる

休日、遠出してお花畑を見に行こうとなった
(そういえば2人の出会いも花壇がキッカケだしね)

災子が好きなピンク色の花が咲き乱れるお花畑で
めたろーは結婚指輪を差し出しプロポーズする

私は昔、幸せになろうとしてないと言われたことがある
それは半分あっている
不幸から抜け出したいって本気で思ったらすぐにそうできる
でも自分でわざと不幸になる選択をしている

誰にも迷惑をかけずに死にたいと思っていた
でも、本当は誰かに助けてほしかった
死んでしまったら本当に終わりなんだよ…

災子は自らがため込んでいた想いを思い切り吐き出した

これは本当にそう思うな
よく自分の不幸を嘆いてる人多いけど
自ら不幸になりに行ってる人って結構いるよね

本気で不幸を避けたいなら
避けることなんてできるはずなのに
何かと理由をつけて不幸にしがみつく人

分かりやすい例でいうと
恋人と別れたいのに別れられない
バイトを辞めたいのに辞められない
こんな感じの人はまさにそれだと思う

そして帰りの駅のホームに場面が切り替わる

災子とはくだらない会話や冗談も言える
信頼し合える仲になっている
不幸体質は相変わらず続いてはいるが
命を落とすような大きな不幸は起こっていない

これから結婚して
不幸を分かち合って生きていけば
彼女が背負うものが軽くなるのかな?

そう思っていると
災子が1つ質問をしてくる

もし私が死にたいって言ったら、
 一緒に死んでくれる?

返事に困るめたろーを見て

なーんて、だよ。びっくりした?
「今はめたろーと一緒にいてすごく幸せだから
 そんな馬鹿なことは言わないよ」

と、冗談っぽく笑う災子

この2人、幸せ真っ最中だ

……

と、思うじゃん?

直後、目の前にいる災子が姿を消した

電車が来るタイミングを見計らって
災子自殺したのだ

破滅願望・悲劇のヒロイン症候群

エピローグは回想シーン
交通事故の直後、場所は病院のようだ
そこで災子の両親は夫婦喧嘩をしている


「娘の医療費に回る金はない」
「あんな娘はいらない」


「子供は宝でしょう?」
「あんたはギャンブルをやめなさい」


「お前も100万円もする妙な壺かってるじゃねーか」

この様子を見て
看護師は災子に同情する

災子はそんな状況の自分が…大好き

 

周りから憐れんでもらえるのがキモチイイ
不幸な自分をチヤホヤしてくれる
だから、不幸な自分を演じている

これが災子の本心
表向きは不幸で悲しんでいる
心の奥底ではエクスタシーを感じていたのだ

自分の家に火をつけて
両親を焼死させたのも自らやったこと

背負う必要のない親の借金を相続して
カラダを売らざるを得ない状況にしたのも

全部全部、可哀相なワタシを演出するため

災子はそういうタイプのサイコパス
まさに悲劇のヒロイン症候群

 

 

第五の出目・感想まとめ

見た目はかわいらしいのに
話は最も重いサイコちゃんだった

ドMを卑下するわけではないけれど
不幸に快感を覚えてしまい
不幸ばかりを求め始めたらヤバイね

自分一人がそうならいいけど
悲劇のヒロイン症候群
ヒーロー願望男子を巻き込むことが多いから
最終的に2人とも堕ちていくことが多いよね

崖の先まで続く線路を進んでいるようなものだ

自分も昔
メンヘラが伝染していたころは
不幸な自分に酔っていたことがあった
人間関係リセット症候群にもなっていたなぁ

今思うと
ものすごく貴重な時間を無駄にしてたと思う

不幸独特の美しさってのはあるし
不幸だから気付ける何かも存在するんだけど
だからと言って進んで不幸になったらダメだ

不幸ばかり求めた不幸なんて
最終的には安っぽいと感じるようになった

やっぱり、不幸より幸福が良い
幸福を求めているのに不幸になる
だからこそカタルシスが生まれるってもんよ!

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