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馬券予想(競馬)

【宝塚記念】去年スルーセブンシーズを見抜いた男が過去データ&血統分析する【穴馬アナリスト朱哩の競馬予想2024年】

更新日:

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去年の宝塚記念は
スルーセブンシーズをS評価(○)にして
本命をイクイノックスで馬券的中

 

一昨年の宝塚記念で
クロノジェネシス
ユニコーンライオン・レイパパレで
三連単・三連複的中!

 

今年は13頭立てなので
点数を絞って勝負する予定だ!

 

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ポイント

 

宝塚記念の過去データ傾向

今年は13年ぶりの京都開催ということで
使えそうなデータはかなり少ない

よって馬個人の特性が
京都2200に合うかどうかと
出走馬達の力関係の見極めが重要になりそうだ

 

京都芝2200mコースの特徴

阪神との違いは直線で急坂が無い
しかしコース自体の高低差は4.3mあるので
実は阪神の高低差よりも激しいコースではある

そして内回りコースではなく外回りコース
これが阪神2200mと大きく異なる点だ

 

注意:ドウデュースの京都記念は阪神

ドウデュースは京都記念を圧勝しているが
この時は阪神2200mでの開催
そして今年の宝塚記念は京都2200mでの開催
紛らわしいので予想する際には注意しておくこと

 

ペースとラップ

京都開催の宝塚記念がデータが少ないので
コース形状と過去の同コースのレースから
ある程度推測する形で話を進める

1~2コーナーがキツイ小回りなのと
中盤に上り坂があるのでペースが上がりにくく
後半は下り坂からの長い直線平坦なので
スローペースの上がり4F勝負になりやすい
3~4コーナーもゆったり大回りなので
後半にスピードが出やすいコースとなる

京都開催だった2015年~2019年の
良馬場開催時のエリ女の上がり5F
を見てみよう

12.3-11.6-11.5-11.4-11.7
12.5-12.0-11.6-11.4-11.7
12.9-12.2-11.6-11.2-11.6
12.5-11.9-11.5-11.2-11.4

5F目→4F目で0.5~0.7秒加速し
ラスト4Fは速いラップを刻んでいる

スローで折り合えて
4Fのロングスパートができる馬
が狙い目だ

<ペースが合いそうな馬>

シュトルーヴェ
ジャスティンパレス

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雨・重馬場・道悪巧者

6月開催の宝塚記念は梅雨の時期なので
重馬場になることも多いGIレース

今年の出走馬の中で
重馬場になって評価が上がる馬を上げると…

カラテ
ソールオリエンス
ディープボンド
ブローザホーン
プラダリア
ローシャムパーク

 

血統データ傾向

Seattle Slewの血が重要

1995年の京都開催・宝塚記念では
Seattle Slew産駒が1・2着だった
(ダンツシアトル・タイキブリザード)

国内で活躍したSeattle Slew産駒も数少ないのに
数少ない京都開催の宝塚で1・2フィニッシュは
血統的に適性が合っていたからだと思われる

Seattle Slewの血がある馬
ドウデュース
ブローザホーン

 

ノーザンテーストの血

13年前に行われた京都開催の宝塚記念は
ディープインパクトが1着
ナリタセンチュリーとバランスオブゲームが2・3着
7歳の高齢馬が好走したということは
血統的な適性があったと考えられるが
どちらもノーザンテーストの血を持っていた

また京都開催の宝塚を勝利した
メジロライアンはノーザンテーストの直系

4Fのロングスパート勝負になりやすい京都2200だと
下りで加速できる分、切れ味勝負よりも
底力勝負に強い血統が輝くのかもしれない

ノーザンテーストの血が入った馬
カラテ
ソールオリエンス
ブローザホーン

 

母父クロフネに注目

母父で多くの馬を輩出してる種牡馬の
京都2200の母父成績で比較してみると
母父クロフネの成績が圧倒的に良いのがわかる

母父クロフネの京都芝2200m成績
勝率15.4% 連対率23.1% 複勝率30.8%
単勝回収率398.7% 複勝回収率120.0%

母父キングカメハメハの京都芝2200m成績
勝率12.0% 連対率26.0% 複勝率38.0%
単勝回収率71.2% 複勝回収率90.2%

母父ディープインパクトの京都芝2200m成績
勝率11.9% 連対率21.4% 複勝率33.3%
単勝回収率61.4% 複勝回収率70.2%

母父ハービンジャーの京都芝2200m成績
勝率14.3% 連対率28.6% 複勝率28.6%
単勝回収率25.7% 複勝回収率32.9%

今年の母父クロフネ産駒:プラダリア

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有力馬の評価

カラテ(13人 158.0倍)C

G3成績(3.1.1.4)
G2以上(0.1.0.8)←今回はココ

G2以上じゃ全く通用してない馬

そのG3でも3連続掲示板外に飛んでいる

もう8歳馬
ここで復調するのは考えにくい

 

シュトルーヴェ(6人 13.8倍)B

日経賞では後方待機で内の経済コースを周り
3コーナーからロングスパートで抜け出して勝利
着差の付きやすいハイペース&長距離ながら
GIで通用しないようなメンツ相手に僅差というのは
ちょっと物足りない内容だった

目黒記念では前残り展開を後方から追込み
上がり32.9秒の末脚で差し切ったのはスゴいが
メンツを見るとはやりGI級なら
もっと楽に勝てても良いような気がする内容

トップハンデ58.5kgではあったが
同斤量のサトノグランツと1馬身差
展開の不利はあったものの
もうちょっと気持ちよく勝ちきってほしかった

レーンが乗るのは怖い
モレイラからの乗り替わりなので
そこまで大きなプラスというわけでもない

 

ジャスティンパレス(2人 4.1倍)S

有馬記念ではドウデュースの後ろを付いていき
3コーナーからほぼ同時に仕掛けたが
やや加速仕切らずに位置取りが悪くなった
それでも最後はシッカリ伸びて4着はまぁまぁ強かった

ドバイシーマでは4番手先行するも
勝負所で思うように伸びず4着

実は遠征が苦手なのかもしれない

遠征競馬(0.2.0.5)
滞在競馬(5.0.2.0)

春天を勝ったのでステイヤーだと思われガチだが
本来は2000m付近を得意とする中距離馬
ここはベスト条件に近く好走が期待できる

2400m以上の成績は(2.0.1.4)と物足りない
層の薄い3000mでなら勝てていただけで
2400~2500mの王道距離は全て馬券圏外に飛んでいる

逆に2000~2200mは優秀で(3.2.1.1)と超安定
この区間では本格化前の皐月賞以外全て馬券圏内だ

距離延長ローテ(2.0.1.3)
距離短縮ローテ(1.1.1.1)←今回ここ
ルメール(4.0.0.0)←今回ここ
それ以外(1.2.2.5)

距離短縮ローテで凡走したのは有馬記念のみ
2000~2200mに距離短縮した場合は(1.1.1.0)
複勝率100%の安定感を誇る条件だ

天皇賞春ではラスト5F連続11秒台のラップで1着
天皇賞秋ではラスト9F11秒台のレースを2着
速いラップを最後まで刻み続けるレースに強い

ここは条件に合うレースなので
好走する可能性は高いと思われる

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ソールオリエンス(9人 22.3倍)C

大阪杯ではスローペースの展開を
ラスト5Fでロングスパートするも
コーナーで置いていかれて7着
京都のコーナーは苦しいと思う

コーナリングがあまり良くないのと
他馬の脚が止まりにくい展開だと脆い
不良馬場になれば可能性はあるが
中山記念も道悪で差し届かずの4着と考えると
宝塚記念では展開に恵まれても厳しそうだ

 

ディープボンド(10人 23.5倍)C

28戦走り7億円以上稼いだ馬だが
生涯最高の上がりが34.6秒

天皇賞春ではスタミナ勝負に持ち込み3着と好走したが
ブローザホーンに上がり34.6秒で差された

ハイペースの春天以上に上がりがかかるのは考えにくく
宝塚ではブローザホーンが34.6以上を出すと考えると
7歳にして自己ベストを出すくらいじゃないと厳しそうだ

ズブいので京都の下り坂は合う
京都2400mはスローペースになりやすい上に
ゴール手前に急坂が無いので
直線での最高速度争いに負ける可能性が高い

同タイプで中距離では上位互換のプラダリア
更にその上位互換ジャスティンパレスが居るので
今回のメンツで上位の着広いは厳しそうだ

 

ドウデュース(1人 2.5倍)S

道悪重馬場はロンシャンでしか経験がないので
ドウデュース重馬場不得意説は疑問がある

日本の重馬場を無双していたタイトルホルダーが
ロンシャンの重馬場で大敗している

海外の道悪で結果が出なかった
=日本の重馬場に対応できない、とはならない

ロンシャンの重馬場で大敗したが
ピッチ走法なので重馬場は寧ろ向く可能性すらある

 

大型馬だからマイラーだと勘違いされやすいが
俺は一貫してマイラーではないと言い続けている

ドバイターフではなくシーマに出るべきだったが
それでも出遅れながら2馬身差5着は悪い内容ではない

2000m以上の非根幹距離(4.0.0.0)

阪神開催ではあるが京都記念では
トップハンデ58kgを背負いながら
ロングスパートを仕掛け圧勝
ミドルペースでロンスパしながら
上がり2位に0.5秒差は圧倒的
だった

今の京都はかなりの高速馬場だが
ダービーレコード保持者なので問題ないだろう

叩き良化タイプ
ダービーも有馬も叩き3戦目
今回はドバイターフから3か月ぶりなのは気になるが
NFしがらきで乗り込み栗東でも
3週前から猛時計連発して
更に連日のプール調教もこなしている

陣営もこの馬が叩き良化型なのは意識しているのか
早めの調教負荷をかけることで
疑似的な叩き良化調教をしていると思われる

一週前追切も抜群の内容でCW併せで79.8秒の猛時計!
しかもラスト4Fが14.9-13.5-10.9-10.8
仕掛け場所でイッキに2.6秒も加速した上に
10秒台連発の加速ラップは超GI級の内容だ

最終芝追い切りは新馬・アイビーS以来で
一応実績のある調整内容だし
湿った芝での感触を試すという意味でも良いと思う

強い5歳世代のグランプリホースであり
ダービーレコードホルダー

もしここで勝てば2歳から4年連続GI勝利
そして4つの競馬場でGI勝利と記録ずくめの一戦
再び凱旋門賞を目指すならば負けられないだろうし
陣営の本気度も高そうだ

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ヒートオンビート(12人 78.0倍)C

2500mのG2が大得意で5回馬券圏内があるが
7歳になって2度走ってどっちも7着

目黒記念では
前が止まらない展開でズブさを見せて7着

京都2200も前が止まらない展開になりやすく
切れ味が無い馬だと相当厳しいと思われる

 

ブローザホーン(5人 10.7倍)A

函館記念ではローシャムパークに負けたが
最後方から見事なイン差しを決めての3着

春天では追込だったが
先行もできる自在性があるし
6戦連続上がり2位以内で安定して最後伸びてくる

日経新春杯では5ヶ月ぶりの復帰戦で圧勝して
春天ではハイペースの3200mを上がり34.6
京都適性は高いと見て良いだろう

宝塚記念ではできれば先行してほしい

 

プラダリア(8人 20.3倍)A

宝塚記念の池添騎手はすごい!
という話を去年したと思うが…
どちらかというと内枠の時の方が買える騎手
今回は7/13なのでやや外目…
その分だけマイナスにしての△評価

大阪杯では勝負どころでやや置いていかれての6着
2000mはこの馬にとって短かったのと
小回りコースがあまり得意ではないように感じた

■関東・新潟成績(1.0.0.4)
■関西・中京成績(3.2.2.4)
京都成績(2.0.0.0)※GⅡ2勝

基本的に遠征が苦手なタイプなので
遠征の無い今回は好走する可能性が高い

去年の宝塚記念でイクイノックスと0.4秒差6着
外ノビ馬場を内から伸びていい走りだった

歴代で最もハイレベルな2022年のダービーでは
差し決着の中で先行して5着は大健闘(2:22.8)

1~3着馬はGI馬で
4着ダノンベルーガもドバイターフ2着

1~5着馬は通常の世代なら
ダービー馬になってもおかしくない走り
だった

今年の宝塚記念と同じコース
京都記念では1kg重い斤量で
ベラジオオペラの末脚を凌いで勝利
しており
同斤量での再戦となれば先着を許すとは思い難い

母父クロフネの京都芝2200m成績
勝率15.4% 連対率23.1% 複勝率30.8%
単勝回収率398.7% 複勝回収率120.0%

イラストと豆知識でヒヒーンと読み解く

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ベラジオオペラ(4人 8.4倍)B

大阪杯ではスローペースを番手追走という
超理想的な展開でクビ差勝利

レースセンスの高さはあるが
実力自体はそこまでのものは感じなかった

京都2200では1kg軽い斤量ながら
プラダリアに完敗
してたし
ラスト200mで脚が止まっていたのを見ると
200mの距離延長がこの馬にとっては厳しい

大阪杯で晴れてGI馬になったことで
それなりに人気するだろうが
ここではちょっと狙いにくい

 

ヤマニンサンパ(11人 48.2倍)C

鳴尾記念では後方から追い込むと
ラスト200mで一気に追い上げ4着

最後の末脚は凄まじかったが
加速まで時間がかかりすぎている
おそらくもっと距離が伸びた方が良いと思う

OPクラスでも連対経験がなく
ローテ的にも実力的にも厳しい

 

ルージュエヴァイユ(7人 15.3倍)B

エリザベス女王杯は道中内に居た3頭の1.2.3着
今年は京都開催なので同じコースだが
トラックバイアスには恵まれすぎた結果なので
これで評価されるなら軽視したい馬

大阪杯では後方から上がり1位の脚で追込3着
インで脚をためての末脚と
コーナリングからの加速も素晴らしかった

京都記念は
+10kgの調整不足だった可能性もあるが
外差しが決まる展開を外から伸びず8着は負けすぎ

上半期(1.1.1.5)※勝利は1勝クラス
下半期(3.2.0.0)

何故かは知らないが7月以降に走る馬
ここで買うよりは下半期で狙いたい

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ローシャムパーク(3人 6.8倍)B

オールカマーでは先行しつつ
坂を上がった直後に他馬の脚が落ちた所で
一気に抜け出して勝利
した
2着のタイトルホルダーは有馬記念で好走しており
メンツ的にも強い相手に圧勝は評価できる

大阪杯はスローペースで後方に居ながら
向正面で一気に先頭集団にまで位置取りを上げ
そのまま最後までベラジオオペラと競り合い2着
これは勝馬より強い内容だった

好走した大阪杯もオールカマーも特殊なラップで
スローペースから早めのロングスパートで
ラスト1Fが1秒近く緩んでいる展開に強い

どちらも直線坂のあるコースなので
ある程度ラスト1Fが緩むのは仕方ないが
スローペースで1秒近く落ちるのは落ちすぎ
直線平坦の京都ではそのような展開になりにくい

函館記念(1着)のラスト5Fのラップ
12.5-12.3-12.0-12.2-12.4
洋芝でスピードが出にくい中で
ラスト3Fは減速ラップ
これも他馬の脚が止まる展開で高いパフォを出した

香港カップ(8着)のラップ
26.36-24.83-23.88-23.45-23.48
スローからのロングスパート対決で
最後までラップが落ちないレースで大敗
した

ローシャムパークは速めのスパートから
最後、他馬の脚が止まる展開を好む
ので
最後まで他馬の脚が止まりにくい京都は分が悪そうだ

有馬記念に出ればチャンスがありそうだ

 

宝塚記念(2024年)予想まとめ

◎4:ドウデュース
〇2:ジャスティンパレス
▲12:ブローザホーン
△7プラダリア

ドウデュースとジャスティンパレス
グラスワンダーvsスペシャルウィークだと思う
ただ、複勝1点にする場合は
ジャスティンパレスの方が安パイかと思われる

 

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