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ちいかわ映画は"善悪"を知る道徳の教科書!考察と感想まとめ

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ちいかわ」というIPが流行っている

こういう認識はあったものの
アニメも漫画も見たことはなかったし
キャラクターの名前も全然知らなかった

しかし友人からの薦めで
アニメを少しだけ見た後に
ちいかわ映画を見に行った

俺はヒプマイが好きなのだが
ちいかわ映画はヒプマイだった」という
謎の感想をSNSで見たことがある
妙に気になっては居た

実際に映画を見てみると
確かにヒプアニ要素は2回ほどあった笑

肝心の映画の内容はというと…

これが、かなり良かった
単純に子供向けの作品だと切り捨てるのは
非常にもったいないと感じる出来栄え
だった

結論から先に言うと
ちいかわ映画は道徳や哲学の教科書になる

何故そう思ったのか
これから書き連ねていこうと思う

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ちいかわ映画あらすじ(ネタバレ有)

平和に暮らしていたちいかわ達の元に
「特別な島へご招待」というチラシが舞い降りる

その島に行けば
美味しい食べ物を食べ放題
報酬も100倍稼げる

あまりにも条件が良すぎる
そして、怪しい招待状だった

ちいかわ達の先生は警戒しつつも
甘くて美味しい食べ物に惹かれてしまい
皆で島に向かうことになる…

その先で待ち受けてる
とんでもない事件に巻き込まれるとも知らずに…

ちいかわ映画のボスキャラ・セイレーンは
巨大怪獣のような存在で
2人の人魚を引き連れている

セイレーンは元々の住人ではなく
いつの日か突然やってきた移民のような存在

原住民と比べて何倍も大きな体格と
歌声で魔法のような力を放つモンスターだ

島に流れ着いた時
島民が差し出す脂っこい料理を気に入った事で
島周辺の海に定住することに決めた

島民はセイレーンに大量の食料を明け渡したが
一方でセイレーンの不思議な歌声により
島の作物が豊作に次ぐ豊作になり
Win-Winな関係を築けていた

しかし…

島の住人が1人の人魚を食べてしまい
それに激怒したセイレーンは
共存関係から敵対関係となり
犯人を探すべく次々と島民を襲うようになる

犯人を見つけたら狭い箱に閉じ込めて
海の中で永遠の命を味わってもらう

セイレーンは人魚の残酷な復讐したいようだ…

ちいかわ・ハチワレ・ウサギの3人は
夜の散歩で偶然セイレーンに出くわして
彼女らの事情を知る
こととなる

島民「セイレーンを討伐したい
セイレーン「人魚を食べた犯人を探したい

そして葛藤するハチワレ
討伐ってほんとうに正しいんだよね…?

良くある御伽噺には
明確な悪や正義が存在しガチだが
ちいかわ映画は正義も悪も表裏一体

大魔王を倒して平和になりました!
ちゃんちゃん!…では終わらない

ちいかわ映画は
ボス・セイレーンを倒した後にこそ
本当のメインディッシュが待ち受けていた

サビの後のラスサビで更に盛り上げるかの如く…

人魚の肉を食べた犯人
ちいかわ達と仲良くしていたヒトハとフタバ
同棲していた2人組である

ある日、ヒトハとフタバが釣りをしていると
セイレーンと人魚がイカを投げて遊んでおり
ヒトハとフタバが乗る船にセイレーンが衝突してしまう

セイレーンは「何かにぶつかった?」と
自覚すら無い事故により
ヒトハとフタバは海に放り込まれてしまった

なんとか島に辿り着いた2人だったが
フタバは瀕死状態になるほど衰弱していた

ヒトハは本で見た伝説
人魚の肉を食べると永遠の命が手に入る」を思い出し
人魚の肉をフタバに食べさせる為に
セイレーンの巣に侵入し、人魚1匹を殺害
煮付けにしてフタバに食べさせた

復活したフタバであったが
人魚の肉で永遠の命になったことを知り
いつか孤独になるかもしれない恐怖で怯え
ヒトハにも人魚の肉を食べさせた

主人公のちいかわ
偶然、人魚を食べた犯人を知ってしまう

歌による不思議な力を阻止すべく
島のおっちゃん、島二郎の力を借りて
超激辛カレーをセイレーンに食べさせて倒した

セイレーンはその時、偶然
人魚を食べた犯人を見つけるものの
あまりの辛さに悶絶して
分かった!もう島を襲わない」と誓い逃亡した

セイレーンを討伐したことで
島に危険は無くなったと
宴会騒ぎとなっている場面で
ちいかわはヒトハとフタバを見つめる

2人を問い詰めて真実を公表するか…
2人を見逃すべきか…葛藤するちいかわ

しばらく悩んだ挙句
ちいかわは「2人を見逃す」選択をした

翌朝、ヒトハとフタバは
人知れず島を抜け出し
新たな居住地を見つけて
永遠の命の元で、暮らす事に決めた

そして、彼らが辿り着いた島に
セイレーンが向かっていく所で…終わり

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ちいかわ映画の感想と学び

大衆に流されると真実が視えない

セイレーンの言い分
島民の言い分

とちらが正しいのか精査する前に
大衆に流されてしまい
セイレーン討伐に行くシーンを見て

大衆に流されると真実が視えない」と思った

これは現実世界でも良くあるよね

学校でも職場でもSNSでも
デカい声が流れを作り、流れは大衆を作り
真実かどうか精査しきる前に
そうすることが正しいんだ!
みたいな流れになりがち

俺は大衆が嫌いだから
大衆に流されにくくはあるけど
そんな俺でも流されてしまう事もある…

ちいかわ映画は
"正しさとは何か"を問う哲学」だとするなら
大衆が作り出す流れというのは
真実を惑わすノイズなんだと感じる

逆張りばかりでは駄目かもしれないが
逆張りすらできなくなったら
思考停止となり、真実を視れなくなる
そういう教訓がある作品だなと感じる

 

"善悪とは何か"を考える教材

ここが人によって見方が別れるポイントだと思う

セイレーン側からしたら
大切な友人・人魚を1人食べられた
わけだし
島民に復讐しようとする動機は理解できる

一方で、ヒトハ・フタバからしたら
セイレーンが船に衝突したことで
フタバが死ぬ直前まで行った
んだから
最愛の人を助ける為に人魚の肉が必要だった
こちらの動機も理解できる

正義の逆は、また別の正義」状態だ

この世には
100%悪や100%正義が存在しない

どんな悪にでも
見方を変えれば正義と思える要素があるし
どんな正義だとしても
見方を帰れば悪の要素があったりする

これを理解できてない人って
案外この世の中に多い
んだよね…

特にSNSとか見てると
極端な善悪認定をする人が多くて
善悪二元論になってしまう人が多いように思える

そういう意味でも、ちいかわの映画は
"善悪とは何か"を考える教材」になると感じた

セイレーンにも言い分がある
ヒトハフタバにも言い分がある

どちらかが100%悪いとか無いのを前提として
どちらの方に同情できるか
自分なりに考えてみたら…

俺はヒトハ&フタバに感情移入できた

詳しくはコチラ

 

ヒトハとセイレーンどっちが悪いか考察

ヒトハフタバの船に衝突した時
セイレーンは無自覚だった
つまり、悪意はなかった

だが、ヒトハフタバからしたら
悪意がなかったとしても
受けた被害は甚大である

そもそもセイレーンさえ居なければ
2人は平和に過ごせていた
わけだし
彼らからしたらセイレーンは
無自覚に人に厄災を齎す災害のようなものだ

池袋交通事故で有名な飯塚幸三
無自覚に人を轢き殺した後に
悠々とフレンチを食べたり
ご馳走を貰って豪遊生活してるようなもん

そりゃヒトハからしたらいい気分しないよな

だからと言って
遺族が助かるとしても
飯塚幸三の友達を食べるのは罪になる

どちらにも罪があるが
罪の大きさで言うとセイレーンの方が大きいと思う

ヒトハが人魚を捉えたのだって
最愛の人を助ける方法が
人魚の肉を食べさせるしか無かった
からだ

復讐心であれば人魚3人食べるとか
セイレーン自体を討伐すれば良いわけだが
あくまで最愛の人を助ける為に必要な
人魚の肉1人分だけを手に入れた

ヒトハの行動は理屈も通っているし
必要な殺生はしない、必要な分だけ食べるのは
我々人間が毎日の食事でやっていることだし
何よりヒトハの行動はフタバへの愛を感じる

一方でセイレーンは幼く自分勝手
無自覚の事故は仕方ない部分があるとはいえ
元凶を作ったのは自分なのに被害者ヅラして
長期間暴れ続けて被害を広げ続けている

友達の人魚を殺された復讐心で
無関係な人々を次々と襲っている
島民を味付けて食べているし
島全体に被害を与えてしまう厄災になっている
(だから100倍報酬討伐のチラシが作られた)

自分は無自覚に誰かを傷つけるのに
自分が傷ついたら大発狂する

こういう嫌な人、クラスに1人は居たよな…笑

ヒトハの行動原理は愛
セイレーンの行動原理は怒りなんよな

必要以上のことはしなかったヒトハに対して
必要以上の事をして暴れてるセイレーンは
やや幼く感じてしまった

どちらにも正義や悪がある
セイレーンの方が
必要以上の被害を与えている
分、悪の割合が多い

ヒトハフタバの罪として
セイレーンが暴れている理由を黙ってた」もあるが
名乗り出た所で暗い場所で永遠を味わうだけだし
あそこで名乗り出た所で
セイレーンに被害受けた自分たちが
セイレーンに罰せられる本末転倒な未来しかない
ので
名乗り出るメリットがなさすぎるし

そもそもセイレーンは
犯人が単三電池で動く身体に
変化してる事を知ってる
んだから
島民達にそれを伝えれば済む話しなのに
怒りで無関係な島民を次々に食い殺してるから
セイレーンの方が罪の重さが大きいんよね

「葉っぱの因果応報や自業自得」という意見もあるが
自業自得はセイレーンにこそ言うべき言葉だと思う

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セイレーンという厄災と移民問題

そもそもセイレーンという外来種が居なければ
島の住人は幸せに暮らしていたんじゃないか?

という意味では
移民に破壊された国」という
現代の国際問題に通づるものを感じる

イギリスは白人国家なイメージがあるが
今や首都ロンドンは黒人移民だらけになり
イスラム教徒がロンドン市長になった事で
犬の散歩が出来ない国に変わってしまった

古くはアメリカだって
原住民のインディアンからしたら
移民により滅茶苦茶にされた国
とも言える

そして現代日本にも移民問題がある

経済発展の為に移民を受け入れるメリットは
セイレーンの歌で豊作になるのと共通
している

しかし体格も文化も異なる外来種を
島国に受け入れることで発生する災害も共通
する

本当の多様性は絵の具のパレットだと思う
それぞれの仕切りに分けられる事で
様々な色が存在する多様性が成立する

しかし異なる色を1箇所に集めると
最終的にはドス黒い1色になる

多様性が成立する唯一の方法は
1箇所に複数の種族を集める事ではなく
それぞれの居場所に棲み分けする事だと思う

棲み分けされた世界に
異物を入れる事で、元の世界は壊れてしまう

セイレーン、人魚、島の住人
どの視点から視ても結果的には
棲み分けしてるルートが1番シアワセだった
と思う

移民は何かしらのメリットがあったとしても
いつしか必ず衝突し、デメリットが上回る
そういう教訓を感じる作品でもある

 

2人の罪を暴露しなかったちいかわ

ちいかわはフタバとヒトハが
人魚を食べた犯人だと知っていた

しかし、それを公表せずに自分の心に押し留めた

このシーンはかなりグっと来るものがあったね

何でもありの暴露系配信が流行り
暴露すればするほど数字が増えて
知名度が上がりチヤホヤされて稼げる
欲望渦巻いた現代ネット社会
なら
「暴露する」人が少なくない数居るだろう

でも、そんな世界って荒んでるよねと思う

暴露した所で何の解決にもならない
寧ろ余計なトラブルが増える可能性すらある

なので、あそこで2人を見逃したちいかわは
優しさで溢れてるなぁと感じた

 

ヒプマイ的なラップバトル

ウサギが2度ラップをし
セイレーンの眷属・人魚を惑わすシーンが
アニメ・ヒプマイのラップシーンみたいな演出だった

俺はヒプノシスマイクが好きだし
ちいかわならウサギが好きなので
噂に聴いてた「ちいかわ映画がヒプマイだった」が
ウサギによるもので良かった笑

あと、もう一つ思ったことが会って

おそ松さんの十四松が好きな人
ちいかわウサギ好きそう

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ちいかわ映画の感想まとめ

・オイシイ話しには裏がある
・大衆に流されると真実が視えなくなる
・100%正義や100%悪は存在しない
・正義の逆は、また別の正義
・ヒトハの行動原理は愛であり
 必要以上な被害を出さなかった
・セイレーンは必要以上の被害を出した
・外来種は生態系を壊す(移民も同じ)
・棲み分けしないと多様性は実現しない
・十四松好きな人、ウサギ好き

-漫画、アニメ、本、曲など

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