ウマ娘：駿川たづな＝トキノミノル説＆元ネタ解説まとめ【アニメ】

父はイギリスの競走馬で種牡馬として日本に輸入され
5年連続リーディングサイアーに輝いたセフト

The Tetrarchの3x4（奇跡の血量）を持ち
日本で3x4のクロスを流行らせた

 

生い立ち

生まれた時から体が大きかった

牧場で同じ年の馬がいなく
千葉県から遊び相手の牡馬が購入されて
その馬と幼駒時代を過ごした

買い手を見つけるのに苦労したが
田中調教師が幼駒時代のトキノミノルにほれ込み
大映の社長に購入を薦め、100万円で売却された

 

パーフェクトから改名

馬主はトキノミノルを購入したことを忘れ
馬名が付けられることなく
幼名のパーフェクトで競争登録された

パーフェクトはデビュー戦で
日本レコードタイムで8馬身差圧勝する

この圧勝によって
この馬の存在を認識した馬主は

「競馬に懸けた時が実るときが来た」

という意味を込めて
トキノミノルという名前に改名した

 

2歳王者へ

この記事では年齢を現表記にする

デビュー2戦目と3戦目は
札幌のダート短距離で連勝

特に3戦目の札幌ステークスでは
大差のレコード勝ちだった

その後、
中山のオープンレースをレコード勝利し
2歳王者決定戦の朝日杯で4馬身差のレコード勝利

レコード勝利のオンパレードで
無敗のまま2歳王者になった

皐月賞

3歳初戦の中山のハンデ戦では
前走から7㎏増量の斤量59㎏を背負うが
レコードタイムで圧勝した

続く東京のオープンレースでは
再びイツセイと対戦し8馬身差で圧勝

皐月賞が始まる頃には
競馬に興味が無かった人々にも
名を知られるようになり
一種の社会現象となった
（第一次競馬ブームの主人公との声もある）

 

東京優駿（ダービー）

皐月賞の翌日、歩行異常がみられ
右前脚を故障してしまう

ダービーに向けては軽い調教しか行えず
満身創痍な状態でダービーを迎えることとなった

今では考えられない26頭立てのダービー

満身創痍な状態ながらも
当然のように1番人気に支持された

蹄と蹄鉄の間にフェルトを挟み
少しでも脚部への負担を軽減する処置がとられた

レースではスタートで出遅れてしまい
いつものような逃げを行えなかった

向こう正面で前の馬を交わしていき
最終的にはイツセイを1馬身差追い抜かし
伝説的名牝クリフジのレコードタイムを0.3秒更新する
レースレコードで勝利した

 

三冠、そしてアメリカ遠征の夢

10戦10勝
レコード勝利7回

圧倒的な二冠馬の誕生に
世間は当然ながら三冠達成を期待した

そして、もし三冠達成したら
史上初のアメリカ遠征をおこなうとも発表された

 

死因：破傷風

ダービー後のトキノミノルは
食欲も減退し元気の無さが目立った

ギコちない歩行、目の充血（結膜炎）などなど
様々な体調不良に見舞われた

どうやらトキノミノルは
破傷風という病気を患ってしまったようだ

 

1951年6月20日18：40

栄光のダービーから17日後に
トキノミノルは天国へと旅立った

 

医学の進歩に貢献

トキノミノルの破傷風によって
明確な治療法がなかった破傷風研究に大きく貢献した

もしかしたらこの死のおかげで
未来の誰かが助かった…のかもしれない

 

死後

4代目ダービー馬ガヴァナーの隣に埋葬された
（ガヴァナーは調教中の骨折で死亡した馬）

 

映画：幻の馬

馬主は1955年に
トキノミノルを題材にした
「幻の馬」という映画を製作した

この映画は1950年代の府中競馬場を
カラー映像で残してある貴重な映画

2015年にはDVD化された

ブロンズ像

動物彫刻の第一人者である
三井氏が作ったブロンズ像が
東京競馬場のパドック脇に設置されている

そしてこのブロンズ像は
クラシック三冠最後のレース
トキノミノルが出走することが出来なかった
菊花賞が行われる京都競馬場の方向を向いている

 

お米：トキノミノル

北海道みついし産の低たんぱく米
トキノミノルという米が存在する

これは競走馬のトキノミノルのように
いつまでも愛されるような米になってほしい
…という願いから命名されたもの

 

初の表彰馬

競馬において記録的文化的貢献があった馬を
後世に伝えるという趣旨の表彰馬

1984年に第一回選考が行われ
見事、初代表彰馬に選出された

ウマ娘化されている元ネタの馬で
表彰馬になっているのは以下の12名

■マルゼンスキー
■ミスターシービー
■シンボリルドルフ
■オグリキャップ
■メジロマックイーン
■トウカイテイオー
■ナリタブライアン
■タイキシャトル
■エルコンドルパサー
■テイエムオペラオー
■ウオッカ
■キタサンブラック

 

駿川たづなとの関連性

身体能力の高さ

• 全力で走るスペシャルウィークに追いつく
  （コミックうまよん19話）
• 逃げるタイキシャトルに追いつく
  （ゲーム版：おでかけイベント2回目）
• ムチャクチャなアドバイス
  レース後の緑は時々
  パワーSでも「パワーが足りない」など
  意味不明なアドバイスをしてくる
  

トキノミノルとの共通点

• 誕生日が同じ（5月2日）
• 勝負服を連想させる服装
  緑色に3本の黒い横シマ
  たづなの帽子、袖、腰と3つの黒い線がある
• 映画好き
  トキノミノルの馬主は大映の社長
  トキノミノルを題材とした
  「幻の馬」という映画を製作している
  たづなのイベントで
  「幻のウマ娘」リバイバル上映が出てくる
• 医学の進歩に貢献
  トキノミノルの病死の影響で
  破傷風の治療研究が大きく進歩した
  たづなの2回目＆4回目デートで
  バッドステータス治療