競走馬のレベルは日々進化しており
現代の馬と比べて
10年前20年前30年前の馬は弱い
…的な事を
海外GI制覇やレコードタイムが出る度に
まことしやかに言われているような気がする
確かにサラブレッドは強い子孫を残すために
厳選された血統同士で配合を繰り返すので
血統的な進化があるとも考えられているし
調教師や牧場の育成力、海外遠征ノウハウ等
人の技術の蓄積もあり進歩しているように思える
しかし
本当に昔の馬が現代の馬に比べて弱いのか?
いくらサラブレッドが厳選した配合をするにしても
ほんの2~3世代で遺伝子的な進化が起こるとは
生物学的には考えにくい
例えば人で言えば
昔に比べて平均身長が伸びたが
それは遺伝子的な影響ではなく
食料不足の時代から
食糧豊富な時代になったのが大きな理由だ
(最近は不景気の影響か平均身長下がってるくらいだし)
ちなみに言うと
俺はイクイノックスが最強馬だと思ってる
しかし90年代くらいの馬が弱いとも思わないので
今回の検証してみたくなった
ということで今回は
走破タイムに重点を置いて
今の馬に比べて昔の馬が弱かったのか検証する
府中・中山・阪神・京都の
良馬場で行われたGIレースのタイムを分析し
1980年代から10年区切りで徹底比較していく
ポイント
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もくじ
今の馬・昔の馬どっちが強い?
府中競馬場:ジャパンカップの走破タイム比較
最速と最遅を比較
※2010年代は2024年まで含む、最遅は道悪除く
1980年代:最高2:22.2 - 最低2:27.6
1990年代:最高2:23.2 - 最低2:25.9
2000年代:最高2:22.1 - 最低2:26.1
2010年代:最高2:20.6 - 最低2:26.1
1980年代の最速馬・ホーリックス (1989年)
1990年代の最速馬・ベタールースンアップ(1990年)
2000年代の最速馬・アルカセット (2005年)
2010年代の最速馬・アーモンドアイ (2018年)
90年代最速は1990年で最低値が1999年なので
サンデーサイレンス以前の方がタイムが速い
80年代はマイルCSから連闘のオグリが
府中2400mを2:22.2で走っているのも注目したい
上位レベルのタイムを見れば1980年~2009年は
さほどタイム的な進化が見られなかった
最低値を考えると80年代が弱いものの
1990年~2024年でほぼ同等の数字となった
2010年以降にアーモンドアイが
異常なタイムを出しているので錯覚するが
アーモンドアイとイクイノックスを抜けば
エピファネイアとジェンティルドンナの2:23.1が
2010年以降の最速タイムなので
1980年~2024年にかけてさほどタイムが変わってない
2018年アーモンドアイが特異点なだけで
それ以外を考えると横ばい傾向だ
中山競馬場:有馬記念の走破タイム比較
最速と最遅を比較
※2010年代は2024年まで含む、最遅は道悪除く
1980年代:最高2:31.7 - 最低2:35.5
1990年代:最高2:30.6 - 最低2:37.2
2000年代:最高2:29.5 - 最低2:34.1
2010年代:最高2:30.5 - 最低2:36.0
1980年代の最速馬・イナリワン (1989年)
1990年代の最速馬・ダイユウサク (1991年)
2000年代の最速馬・ゼンノロブロイ(2004年)
2010年代の最速馬・リスグラシュー(2019年)
ゼンノロブロイがレコードの影響で00年代が突出したが
それ以外の年代はほぼ同等と言った感じ
1980年代の最高タイムは遅いものの
最遅タイムは90年代や2010年代よりも速い
総合的に見ると
80年代から走破タイムは横ばい傾向
阪神競馬場:宝塚記念の走破タイム比較
最速と最遅を比較
※2010年代は2024年まで含む、最遅は道悪除く
1980年代:最高2:12.1 - 最低2:15.9
1990年代:最高2:10.2 - 最低2:18.6
2000年代:最高2:11.1 - 最低2:13.8
2010年代:最高2:09.7 - 最低2:14.4
1980年代の最速馬・ハギノカムイオー(1983年)
1990年代の最速馬・ダンツシアトル (1995年)
2000年代の最速馬・アーネストリー (2011年)
2010年代の最速馬・リスグラシュー (2019年)
宝塚記念の年代別タイムは凸凹になった
全体的に1980年代は明確に遅い傾向にあるが
最速タイムで言うと1990年代と2010年代が拮抗
1990年代の最速は稍重(ダンツシアトル)
もし時計の出やすい良馬場だったら
タイトルホルダーのレコード並みのタイムが出たかも
京都競馬場:マイルCSの走破タイム比較
最速と最遅を比較
※2010年代は2024年まで含む、最遅は道悪除く
1980年代:最高1:34.6 - 最低1:35.3
1990年代:最高1:32.8 - 最低1:34.8
2000年代:最高1:32.1 - 最低1:33.3
2010年代:最高1:31.5 - 最低1:33.3
1980年代の最速馬・オグリキャップ(1989年)
1990年代の最速馬・エアジハード (1999年)
2000年代の最速馬・ハットトリック(2005年)
2010年代の最速馬・ダノンシャーク(2014年)
明確に右肩上がりでタイムが上がっている
馬場改修の影響もあるだろうが
それでも府中2400、中山2500に比べて
明らかに最新の馬ほどタイムが速い傾向が出ている
中距離のタイムはさほど変わらなかったのに
マイルになった途端に明確に進化が見えたので
最後にスプリンターズSで比較してみよう
中山競馬場:スプリンターズSの走破タイム比較
最速と最遅を比較
※2010年代は2024年まで含む、最遅は道悪除く
1980年代:最高1:09.3 - 最低1:09.5
1990年代:最高1:07.1 - 最低1:08.8
2000年代:最高1:07.0 - 最低1:08.1
2010年代:最高1:06.7 - 最低1:08.3
1980年代の最速馬・ウィニングスマイル(1989年)
1990年代の最速馬・サクラバクシンオー(1994年)
2000年代の最速馬・トロットスター (2001年)
2010年代の最速馬・ロードカナロア (2012年)
1980年代だけが明確に遅いが
ロードカナロアが特異点と考えると
2010年第の2位がルガルの1:07.0なので
1990年代からタイムは変わってないとも取れる
府中競馬場:天皇賞秋の走破タイム比較
最速と最遅を比較
※2010年代は2024年まで含む、最遅は道悪除く
1980年代:最高1:58.3 - 最低1:59.3
1990年代:最高1:58.0 - 最低1:59.3
2000年代:最高1:57.2 - 最低2:00.1
2010年代:最高1:55.2 - 最低1:59.7
1980年代の最速馬・サクラユタカオー (1989年)
1990年代の最速馬・スペシャルウィーク (1999年)
2000年代の最速馬・ウオッカ&カンパニー(2001年)
2010年代の最速馬・イクイノックス (2023年)
1980年代は2000m時代が6年しかない中での最高値
2008年と2009年で一気にタイムが1秒縮まったが
これを除いた2000年代最高値は
シンボリクリスエスの1:58.0なので
80年代~2007年まではほぼタイムが変わってない
2016年にレイデオロが初の56秒台(1:56.8)
2023年にはイクイノックスが異次元の1:55.2
マイルに引き続き、
2000mのタイムも進化したと言える
まとめ
高速化が激しいとされている
府中2400mのタイムは
アーモンドアイとイクイノックスがという
2頭の最強馬が特異点なだけで
実は1980年代からさほどタイムは変わっていない
特に1989年~2024年はほぼ同じくらいだった
中山2500mのタイムも
1990年代以降はさほど変わっておらず
ほぼ横ばいの傾向
阪神2200mのタイムに関しては
1980年代はかなり遅かったが
1990年以降はさほど変わらずと言った感じ
京都マイルだけは時代が進むにつれて
明確に速いタイムが出る傾向にあった
中山1200mは
1980年代→1990年代で一気に躍進したが
ロードカナロアが特異点なだけで
1990年以降、タイムは横ばいと言った感じ
府中2000mのタイムは
80年代~07年までは横ばいで
2008年以降に一気に伸びており
2023年のイクイノックスが特異点的なタイムを出した
スプリントではロードカナロアが
中距離ではイクイノックスとアーモンドアイが
特異点のような数字を叩き出していることから
この3頭が日本歴代最強と言っても良いと思われる
しかし
ダイユウサク、ダンツシアトル、オグリキャップ等
サンデー以前の馬達が多くのSS系を上回っていた
特異点3頭を除いて考えれば
1989年あたりからタイムが横ばい傾向なので
40年ほど前と比べてトップ層のレベルは変わらない
ただし1600~2000m区間だけは
現代競馬の進歩が著しいと言える
…というのが今回の結論だ
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